できる?OSSのインストール(4)インストールマニアックス3のWebサーバーでMySQLを動かしてみる

インストールマニアックス事務局です。
こんにちは。
 
さて、今日はこれまたたくさんのOSSで使う必要があるMySQLをインストールすることにします。
MySQLはフリーのデータベースサーバーでphpPerlpythonなど言語を問わずさまざまなソフトで使われており、課題のOSSの中でもMySQLが必要とされているものがたくさんありますので動かしておくに越したことはないでしょう。

※ここで紹介している方法はあくまで一例です。これ以外にも違うやり方もありますし、これを参考にして正常動作しなかった場合でも事務局では責任を取りかねますので、あらかじめその点ご了承ください。
 
MySQLのダウンロード

まず、MySQLの日本サイト(http://www-jp.mysql.com/)からMySQLインストーラをダウンロードすることにします。
バージョンはCurrentの5.1で、msiインストーラ形式の64bitバージョンをダウンロードします。

MySQLの日本サイト


msiインストーラ形式の64bitバージョンをダウンロード

 
MySQLのインストールと設定
 
インストールはそれほど難しくないのですが、そのまま進めていくだけではちょっと面倒なことになりますので順を追って進めていくことにします。

インストーラーを起動するとインストールが始まります。とりあえず「Next」をクリックします。

インストール形式を選択します。「Typical」になっていると思いますので、そのまま「Next」をクリックします。

インストールの確認です。「Install」をクリックします。

インストールが始まりました。Enterprise版の宣伝ですが、気にせず「Next」をクリックします。

またまたEnterprise版の宣伝ですが、気にせず「Next」をクリックします。

これでMySQLのインストール自体は終了しましたが、設定を行わないことには動きません。「Configure the MySQL Server now」にチェックを入れて「Finish」ボタンをクリックします。

 

すると設定ウイザードが起動します。「Next」をクリックします。

次に設定方法の選択です。「Detailed Configuration」を選び、「Next」をクリックします。

そしてサーバーの使い方の選択です。今回はサーバーとして使っているので「Server Machine」を選択して、「Next」をクリックします。

次にデータベースの使い方です。「Multifunction Database」のまま、「Next」をクリックします。

そしてInnoDBのテーブルスペースのインストールパスの設定ですが、そのまま「Next」をクリックします。

次にサーバーへの最大接続数の設定ですが、これもそのまま「Next」をクリックでいいでしょう。

次はネットワークとStrict Modeの設定です。そのまま「Next」をクリックすればいいと思いますが、OSSによってはStrict Modeで動かしているとエラーが出る可能性もありますので注意してください。

次に使用する言語の設定です。「Best Support for Multilingualism」を選んでUnicodeを使うようにして、「Next」をクリックします。

次はWindows用のオプション設定です。上のチェックはそのまま、下の「Include Bin Directory in Windows PATH」にもチェックを入れてパスを通すようにして、「Next」をクリックします。

次はrootユーザーのパスワード設定です。パスワードを入力して、「Next」をクリックします。

そして設定の確認画面です。「Execute」をクリックします。

これでMySQLのインストールと設定は終了しました。お疲れ様でした。

 
・MyMQLの動作を確認する

インストールが終わったらMySQLの動作を確認しましょう。
コマンドプロンプトを開き

c:\mysqladmin ping -u root -p

と入力します。

Enter password:

と聞かれますので、先ほど設定したrootのパスワードを入力します。

mysqld is alive

と表示されていると起動成功です。
 
phpとの連携を確認

簡単なテストプログラムでphpからMySQLを動作させることができるかを確認しようと思います。

<?php
if(!$cn = mysql_connect('localhost', 'root', 'rootのパスワード')){die('接続失敗');}else{echo "接続成功";}
?>

とプログラムを書いて、dbtest.phpのようなphpプログラムとしてc:\inetpub\wwwrootに保存しましょう。

http://localhost/dbtest.php

ブラウザーからアクセスして、

接続成功
と表示されているとphpからMySQLへのアクセスは成功しています。
 
なお、筆者環境ではlocalhostが::1(IPv6アドレス)に名前解決されて、当初うまく接続することができませんでした。

C:\windows\system32\drivers\etc\hosts
コメントアウトされている

#127.0.0.1 localhost

の#を削除することで正常に名前解決するようになると思います。

これでphpMySQLを使うWordPressのようなOSSの導入ができることになるでしょう。
みなさんもぜひインストールに役立ててください。
 
・インストール例

課題の中からphpmyadminをインストールしてみました。
phpデフォルトではセッションで使うファイルを保存するフォルダがないと言われ、php.iniを少しいじったりフォルダを作ったりする必要がありましたが、それほど大きな問題にはならないと思います。